映画から学ぶいろんなこと

映画を観たことで生まれた疑問や考えたことをまとめていくブログです。

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広瀬すず主演「チア☆ダン」実話が元ネタ?公開日や出演者は?

広瀬すず主演映画公開決定!全米を制覇したチア部を描いた実話!

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主演映画「ちはやふる」のヒットも記憶に新しい、広瀬すずさんの主演映画の公開が

決定しました!

ちはやふる」では「競技かるた部」の部員を演じていましたが今度は「チアダンス部」の部員を演じるそうです。

映画のタイトルはチア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」

監督は河合勇人、公開は2017年だそうです。

福井県福井商業高校のチア部「JETS」がたった三年間で全米制覇したという実話をもとにしたストーリーだそうです。

 

共演者はダンス経験者が有力!?広瀬すずさんも猛特訓中!

気になる共演者ですが、映画公式サイトにはまだ情報がアップされていないようです。

cheerdance-movie.jp

まだ詳しい共演者情報は出ていないようですが、私なりに共演者候補を予想してみました!

南乃彩希さん

広瀬すずさんと同じ事務所株式会社フォスターの南乃彩希(みなみのさき)さん。

南乃彩希さんプロフィール▽

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生年月日 1999年4月27日
出身地 神奈川県
血液型 B
身長 155.5cm
足のサイズ 22.0cm
特技 チアリーディング(8歳〜)
4大会連続金賞受賞
趣味 ショッピング
好きな映画 カイジルパン三世
好きな本 黒魔女さんが通る!!

(事務所公式HPより)

注目したいのが特技!!

チアリーディング(8歳〜)4大会連続金賞受賞」

まさにこの映画にぴったりなスキルを持ち合わせた南乃さん。しかも主演の広瀬さんと同じ事務所ということで、出演する可能性が非常に高いです!

しかも、ダンスシーンがかわいい「Fit's」のCMで広瀬さんと共演、仲良しダンスを披露していました!

同じ事務所、歳も近い二人はプライベートでも仲良しなんだとか。

かわいい2人のチア姿、ぜひ見てみたいですね!

 

全米を制覇したチアダンス部がモデルということで、ダンスシーンは見せ場になること間違いなし!広瀬すずさんも現在ダンスを猛特訓しているそうです。

広瀬すずさんからのメッセージ

http://cheerdance-movie.jp/02comnt/index.html

 

溝口恵さん

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 名前:溝口 恵(みぞぐち めぐみ)

生年月日:1994年7月8日

年齢:21歳

出身:佐賀県

血液型:A型

趣味:漫画(特にNARUTO

事務所:イトーカンパニーリセ

 

『ニコラ』の第10回モデルオーディションで能年玲奈さんと一緒にグランプリを獲った溝口恵さん。

実は、2015年に放映された「チア☆ドル」で主演、チアができるアイドルを演じていました!

そして、特技は新体操とのこと。その実力は小学校6年生の時に佐賀県代表としてジュニアオリンピック選手に選ばれたのだとか。

南乃さん同様、ダンススキルに期待できる溝口さん、ぜひ出演してほしいですね!

映画のモデルになった伝説のチア部「JETS」って?

 

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福井県福井商業高校のチアリーディング部「JETS」が本作品のモデルとなったチームです。

なんと、結成からわずか3年で全米を制覇したという、まさにドラマのような活躍をしたチームです。

元々、バトン部であったチームを顧問である五十嵐裕子先生がチア部へと変え、そして全米制覇という輝かしい功績へと導いたそうです。

当初、バトン部をチア部へ変えようと意気込んていた五十嵐先生は部員に「チアリーディングをしよう!」と呼びかけたところ、部員や保護者から猛反発を受けたそうです。

周囲の反対の声の中、五十嵐先生はめげずに説得を続け、2006年4月に念願のチアリーディング部を発足させたそうです。

そんな、熱血先生五十嵐先生の指導は生半可なものではなかったようです。

 

全米優勝へと導いた五十嵐先生の指導方法とは??

・夢をかなえるためには、そこから逆算して、何をすればいいのか書き出す
・自分の気持ちを素直にはっきり言えるようにする
・他人と違う事をさせて、個性を磨く変人プロジェクト
・誰よりも大きな声で返事する
・心からの笑顔を練習する

 

結成から3年で世界を獲ったチームなので、練習はもちろんハードであったはずですが、メンタル面での指導が徹底していたようですね。

実は五十嵐先生はチアリーディング未経験者だったようです。

偶然見たテレビで神奈川県厚木高校の全米チアダンス選手権の優勝の模様を見たのがきっかけで、「チアリーディング部設立」への夢が始まったようです。

前述の通り、周囲の反対を押し切ってでも立ち上げたチア部で、五十嵐先生は内面的な指導を主に行っていたようです。

技術面では、神奈川県厚木高校のチアリーダー部を指導した、プロインストラクターの前田千代さんがコーチとして指導していたようです。

コーチが来てくれるのは月に一度。限られた指導時間でめいっぱい吸収し、何度も何度も全米優勝を目指して練習をしたそうです。

 

結成わずか3年で全米制覇!その道のりは?

五十嵐先生がチアリーディング部を立ち上げたきっかけでもある、「神奈川県厚木高校の全米チアダンス選手権の優勝」。

もちろん、JETSが目指すのは「全米優勝」でした。

高い目標を掲げ、ひたすら信じ、がむしゃらに頑張る。

そんな、純粋な努力の中、JETSは輝かしい功績を残します。

 

・2011年 全米選手権のインターナショナル・チームパフォーマンス部門で優勝

・2012年 全米選手権のインターナショナル・チームパフォーマンス部門で優勝

・2013年 全米選手権のインターナショナル・チームパフォーマンス部門で優勝

・2014年 全米選手権のインターナショナル・チームパフォーマンス部門で優勝

・2015年 全米選手権のインターナショナル・チームパフォーマンス部門で優勝

 

なんと現在連勝中!!

ひたすら夢を信じ、強い精神を持ち、がむしゃらに頑張れば夢が叶うということを、JETSが証明してくれた気がします。

 

 

チアcheerとはそもそも〈励まし,歓呼,元気,元気づける〉といった意味です。

笑顔で体をめいっぱい使って表現するチアリーディングは見ている人を笑顔に、元気にしてくれますよね。

まさに夢を信じて、努力することの大切さを体現した「JETS」のサクセスストーリーを映画化した感動と元気がもらえること間違いなしの、チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」公開が楽しみです!!

 

 

 

 

ブラピ制作の衝撃の実話映画「それでも夜は明ける」

第86回アカデミー賞作品賞受賞!!「それでも夜は明ける」は実話?(ネタばれあり)

2014年アカデミー賞作品賞受賞した映画「それでも夜は明ける

自由黒人であったにも関わらず誘拐され、奴隷として売られ12年間奴隷として生きた

実在の人物ソロモン・ノーサップの自伝を元にした実話です。

初めて黒人監督の作品がアカデミー賞を受賞した記念すべき作品でもあります。

又、本作品の制作はあのハリウッドスターのブラッド・ピットです。

 

監督:スティーヴ・マックイーン

脚本:ジョンリドリー

出演:キウェテル・イジョフォー/ベネティクト・カンバーバッチ/ブラッド・ピット

 

 

それでも夜は明ける」あらすじ

バイオリン奏者であり、自由黒人として愛する妻と子供たちと暮らしていたソロモン・ノーサップはある日突然誘拐され、奴隷として売られてしまう。

自身が自由黒人であることを訴えるも、信じてくれる者もいない。

過酷な肉体労働を強いられ、反抗をすれば残虐な鞭打ちを受け、女たちは慰み者になる。そんな絶望的な奴隷生活を12年間続けた実在の人物ソロモン・ノーサップによる奴隷体験記『Twelve Years a Slave』を基にした衝撃の実話である

 奴隷制度っていったい何?自由黒人って?

映画の題材にもされている「奴隷制度」

人間が家畜同様に売買される、残酷な制度ですね。

アメリカの黒歴史とされている奴隷制度、そもそもいつ、なぜ始まったのでしょうか?

又、白人同様の人権を与えられていた「自由黒人」とは一体どのような人たちだったのでしょうか?

奴隷制度の始まりは1619年!1865年まで続いたアメリカの黒歴史

植民地アメリカでは1619年に最初のアフリカ人奴隷の記録がある。オランダ船ホワイト・ライオンがメキシコへ向かうスペイン船と交戦し20名の奴隷化されたアフリカ人を捕まえた。(中略)

バージニア植民地は後に「大移住」 (1618-1623)と呼ばれる時期の最中にあり、住民は450人から4,000人にまで増えていたが、疫病、栄養失調、インディアンとの戦いによって極端に死亡率が高く、働ける労働者の比率は低いままであった[1]。オランダ船は修理と補給物資を切実に必要としており、植民地人は労働力を必要としていたので、積荷の人間と食料や用役とが交換された。

wikipediaより

 

今から400年以上前に奴隷制度が始まったんですね。

生きるための「物資」と引き換えに「労働力」として人間が奴隷として売られていたようです。

それでも夜は明ける」の舞台となっているのは1841年です。

最初の奴隷制度の記録から200年後、アメリカの拡がりと共に奴隷制度も拡がっていきました。

1790年以降、南部で主要作物となっていたのが綿花です。

綿花の栽培が拡大することで、必然的に労働力も必要となります。

映画中で主人公ソロモンが働いていたのも綿花畑でした。

 

家畜同様に扱われるむごい奴隷制度

大規模プランテーションでは、奴隷の監督者が従わない奴隷を笞打ち、残忍に扱うことを認められていた。奴隷法は暴力を認め、免責にし、また要求すらしており、それが奴隷制度廃止運動家によって残忍と非難された。

wikipediaより

 

 劇中で、何度も激しい鞭打ちのシーンがありました。

監督者に反抗した奴隷、また理不尽な理由でも監督者の気に召さない奴隷は血しぶきがあがり、肉がえぐれるまで激しい鞭打ちを受けていました。

又、女性たちは性のはけ口として望まぬ妊娠をした奴隷もたくさんいたようです。

現代では考えられない、惨い制度でした。

奴隷制度の終焉

長く続いた奴隷制度は1865年12月にアメリカ合衆国憲法修正第13条の批准が成立した時に終幕を迎えました。

きっかけとなったのは、かの有名なリンカーン大統領の「奴隷解放宣言」です。

「奴隷解放宣言」が交付されてすぐに奴隷が全て解放されたわけではありませんでした。

 

連合国の諸州はリンカーンの権威を認めず、奴隷解放宣言は境界州に適用されなかったので、最初に解放された者は北部の領域に逃げ込んだ少数の奴隷だけであった。それでも奴隷制の廃止が公式の戦争目的とされ、北軍が南部から奪った領土には強制された。1860年の国勢調査によれば、この政策で400万人近い奴隷、すなわち全人口の12%以上の者を解放することであった。(中略)

残る南部の州に解放が実際に訪れたのは1865年春のアメリカ連合国軍の降伏の後であった。当時テキサス州には25万人以上の奴隷が残っていた。連合国崩壊の知らせが届いた所から奴隷が解放されていった。決定的な日は1865年6月19日であった。テキサス州オクラホマ州などでは、その知らせがガルベストンの最後の奴隷まで届いた日として6月10日を記念して祝っている。

法的にはケンタッキー州[35]の奴隷約4万人が解放されたの最後だった。これは1865年12月、アメリカ合衆国憲法修正第13条の批准が成立した時であった。

wikipediaより

歴史的にはリンカーンの交付した「奴隷解放宣言」が有名ですが、多くの奴隷が実際に解放されたのは1865年のようです。

 

自由黒人とは?「奴隷」と「自由黒人」の分かれ道は?

映画の主人公、ソロモンは元々自由黒人でした。

冒頭のシーンでは、白人同様に高級なスーツを身にまとい、上等な家に住み、買い物をしていました。

 

同じ時代に生きる黒人でありながら、かたや"奴隷"かたや"自由黒人"として生きていた人達がいることはいささか不思議です。

いったい自由黒人の人達はどのような人達だったのでしょうか?

調べたところ、次のような人達が自由黒人として白人同様の生活をしていたようです。

・所有者から自由になることを許された人

・所有者が亡くなるなどして法律により自由を認められた人

このように、元々は「奴隷」であったものの、所有者から解放された人達だったんですね。こうした自由黒人には「自由黒人証明書」が発行されていたようです。

しかし、主人公ソロモンのように、自由黒人が奴隷として売られることは少なくなかったようです。

人を金で売買する、恐ろしい時代だったんですね。

 

原作者ソロモン・ノーサップのその後は?

自由黒人でありながらも12年間という長い年月を奴隷として生きたソロモン・ノーサップ。映画のエンドロールの中で「彼の最期の場所・時期共に不明である」というような記述がありました。

劇中では自由黒人であることが証明されたソロモンは、無事家族の元へ帰ることができました。その後、彼は自身を売った白人2名を訴えますが敗訴に終わりました。

又、彼の最期については場所や時期共にすべて不明となっています。

果たして裁判の恨みから何か事件に巻き込まれたのか、腑に落ちない事実です。

現代では考えられないほど、理不尽なことがこの時代多くの人達にふりかかっていたのかもしれません。

 

 


他にもある!奴隷制度を描いた作品 

平和な現代に生きる私達にとって想像を絶する悲しい奴隷制度はアメリカの黒歴史として今後も語り継がれていくべきだと思います。

そんな奴隷制度の残酷さを描いた作品は他にもあります。

歴史について考えるきっかけになるのでぜひ観てみてください。

 

ジャンゴ 繋がれざる者

エンテイン・タランティーノ監督作品。こちらは奴隷として売られていた主人公が残忍な領主に報復する、タランティーノ色満載の作品です。

フィクションで、歴史的史実を基にした作品ではありませんが、「それでも夜は明ける」のあとに見るとスカッとします。

 

まとめ

自由の身でありながらも奴隷として売りにだされ、12年間も愛する家族と離れて奴隷生活を強いられたソロモン・ノーサップ。

アメリカの黒歴史とされる奴隷生活の残虐さが描かれた本作品は、平和な現代に生きる私達だからこそ、観るべき作品だと思います。

 

 

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